渡辺圭彦(わたなべ・きよひこ)
1970年生まれ。扶桑社「住まいの設計」編集部に勤務後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、2004年よりフリーに。著書に「家づくりのホント」(週刊住宅新聞社)「住まいの進路相談室」(扶桑社)など。Web上にて「住宅ライターの家づくり奮闘記」連載中。
「とりあえず見学会に行ってみよう」という人も多いかもしれません。しかし、本当に何も考えずに足を運んでも「きれい」「広い」といった表面的な感想しか得られませんし、そうした見学を繰り返しても「あそこもよかったけどこちらもいい」と迷ってしまうばかりです。まず、見学に行く前に「どんな家を求めているのか」ということを家族でよく話し合っておきましょう。
イメージがつかめないときには住宅会社のホームページで各地の見学会の案内をチェックして、今どんな住宅が供給されているのか、眼を通してみるといいでしょう。外観・内観のデザインスタイル、キッチンやリビングの広さのバランス、気になっている設備・仕様などをあらかじめ想定しておけると、より具体的に物件の内容を判断することができます。また、自分たちが用意できる予算についても、金融機関に相談しておいて目安をつけておくと、より現実的に物件選びにのぞめます。
休日にいくつかの物件を回る場合など、そうした下準備をしておかないと、効率よくチェックすることができません。一般的には、所要時間や体力などの面から見学ができるのは1日3棟程度と言われています。自分たちにとって何が大事かさえ事前に押さえておけば、物件の比較もしやすいですし、購入後「これを見落としていた」と後悔することもないはず。見学会に行く前から、家選びは始まっているのです。
見学に向かう際には、メモをとるためのノートと筆記用具、記録用のデジタルカメラも用意しておきましょう。その場の印象はすぐに忘れてしまいがちなので、帰宅後に検証できるように気づいたことを記録しておくことが大事です。あと、物件周辺の地図なども用意しておくといいでしょう。
見学当日は、最寄りの駅やバス停で、まず交通手段について確認していきましょう。電車やバスの本数、利用する人の数や雰囲気などをチェック。できれば購入前に、物件までの道筋における晴れた日と雨の日、昼と夜、休日と平日の様子の違いも見ておきたいところです。車を使うことが想定されるなら、実際に周辺の道路を走行してみて、朝夕の渋滞の有無などを調べておくことをお勧めします。
また、主要な道路沿いにどんなお店や病院、公園があるかもチェックしていきましょう。その際、地図上で学校の通学区の範囲や主要な商業施設との位置関係なども併せて確認すると、より具体的にその物件における生活の様子がイメージできます。
物件の前に立ったらいきなり中に入らず、敷地周辺を一回りしてみましょう。分譲地の場合は、そのエリア全体がどのように計画されているのか、全体的な印象を確認しておくことが大切です。こうした生活環境も物件選びではきわめて重要なポイントです。自分の目と足でしっかりチェックしましょう。
ポラスの分譲住宅では、町並み全体が計画される一方、それぞれの個性もきちんとデザインされています。実際に見学した人のアンケートからは「同じ分譲地内で同じ家が一つもなく、それぞれに個性があるので、自分たちの気に入ったデザインを見つけるのが楽しみで、毎日見学して『あれがいい、これがいい』と話して今の家に決めました」という声もありました。また、「日が暮れても町並みが明るくて安心」「分譲地内は道路幅が広く、車の通行が少ないので子どもも遊ばせられる」という評価も寄せられました。
ポラスの分譲住宅の見学会で、まず第一声に挙げられるのが「室内が広々としている」ということ。天井高2.7m、高さ2.2mのハイサッシを標準とし、採光・通風は抜群。実際にソファに座ってみればその開放感の違いが実感できるはずです。
そして、できれば手元に間取り図を用意して、朝起きてから出かけるまで、また帰宅してから寝るまでの動きを、実際に家の中でたどってみることをお勧めします。生活のシミュレーションを行うことで、自分たちのライフスタイルに合う家かどうか、感覚を確かめてみましょう。
構造、設備、仕様については資料をもらって、帰宅後、ゆっくり検討しましょう。見学会で見られなかった部分についてもしっかり理解し、納得したうえで決断したいものです。
渡辺圭彦(わたなべ・きよひこ)
1970年生まれ。扶桑社「住まいの設計」編集部に勤務後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、2004年よりフリーに。著書に「家づくりのホント」(週刊住宅新聞社)「住まいの進路相談室」(扶桑社)など。Web上にて「住宅ライターの家づくり奮闘記」連載中。
「とりあえず見学会に行ってみよう」という人も多いかもしれません。しかし、本当に何も考えずに足を運んでも「きれい」「広い」といった表面的な感想しか得られませんし、そうした見学を繰り返しても「あそこもよかったけどこちらもいい」と迷ってしまうばかりです。まず、見学に行く前に「どんな家を求めているのか」ということを家族でよく話し合っておきましょう。
イメージがつかめないときには住宅会社のホームページで各地の見学会の案内をチェックして、今どんな住宅が供給されているのか、眼を通してみるといいでしょう。外観・内観のデザインスタイル、キッチンやリビングの広さのバランス、気になっている設備・仕様などをあらかじめ想定しておけると、より具体的に物件の内容を判断することができます。また、自分たちが用意できる予算についても、金融機関に相談しておいて目安をつけておくと、より現実的に物件選びにのぞめます。
休日にいくつかの物件を回る場合など、そうした下準備をしておかないと、効率よくチェックすることができません。一般的には、所要時間や体力などの面から見学ができるのは1日3棟程度と言われています。自分たちにとって何が大事かさえ事前に押さえておけば、物件の比較もしやすいですし、購入後「これを見落としていた」と後悔することもないはず。見学会に行く前から、家選びは始まっているのです。
見学に向かう際には、メモをとるためのノートと筆記用具、記録用のデジタルカメラも用意しておきましょう。その場の印象はすぐに忘れてしまいがちなので、帰宅後に検証できるように気づいたことを記録しておくことが大事です。あと、物件周辺の地図なども用意しておくといいでしょう。
見学当日は、最寄りの駅やバス停で、まず交通手段について確認していきましょう。電車やバスの本数、利用する人の数や雰囲気などをチェック。できれば購入前に、物件までの道筋における晴れた日と雨の日、昼と夜、休日と平日の様子の違いも見ておきたいところです。車を使うことが想定されるなら、実際に周辺の道路を走行してみて、朝夕の渋滞の有無などを調べておくことをお勧めします。
また、主要な道路沿いにどんなお店や病院、公園があるかもチェックしていきましょう。その際、地図上で学校の通学区の範囲や主要な商業施設との位置関係なども併せて確認すると、より具体的にその物件における生活の様子がイメージできます。
物件の前に立ったらいきなり中に入らず、敷地周辺を一回りしてみましょう。分譲地の場合は、そのエリア全体がどのように計画されているのか、全体的な印象を確認しておくことが大切です。こうした生活環境も物件選びではきわめて重要なポイントです。自分の目と足でしっかりチェックしましょう。
ポラスの分譲住宅では、町並み全体が計画される一方、それぞれの個性もきちんとデザインされています。実際に見学した人のアンケートからは「同じ分譲地内で同じ家が一つもなく、それぞれに個性があるので、自分たちの気に入ったデザインを見つけるのが楽しみで、毎日見学して『あれがいい、これがいい』と話して今の家に決めました」という声もありました。また、「日が暮れても町並みが明るくて安心」「分譲地内は道路幅が広く、車の通行が少ないので子どもも遊ばせられる」という評価も寄せられました。
ポラスの分譲住宅の見学会で、まず第一声に挙げられるのが「室内が広々としている」ということ。天井高2.7m、高さ2.2mのハイサッシを標準とし、採光・通風は抜群。実際にソファに座ってみればその開放感の違いが実感できるはずです。
そして、できれば手元に間取り図を用意して、朝起きてから出かけるまで、また帰宅してから寝るまでの動きを、実際に家の中でたどってみることをお勧めします。生活のシミュレーションを行うことで、自分たちのライフスタイルに合う家かどうか、感覚を確かめてみましょう。
構造、設備、仕様については資料をもらって、帰宅後、ゆっくり検討しましょう。見学会で見られなかった部分についてもしっかり理解し、納得したうえで決断したいものです。