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KIDS DESIGN AWARD2024年度受賞
株式会社中央住宅
受賞者:野村 壮一郎
3 種の「奥庭」と⼩径でつながる、井⼾端と路地を包括したシェア街区
東村山市秋津町の小学校近くに建つ11邸の分譲住宅。元々は緑の多いエリアであるが、最近はコストを重視した緑のない新築分譲住宅が多く建てられている。
本プロジェクトは公道面の整形敷地と旗竿型敷地という「手前・奥」の関係でできた、限られた敷地で構成された区画であるが、各邸の敷地の奥側を拠出し合うことで、広場・木立・テラスというアクティビティの異なる3種の「奥庭-OKUNIWA-」を構築。
それらを小径で繋ぎ街区全体を井戸端と路地を包括するシェア空間とした。街を貫く共用空間が豊かな住環境形成に寄与し、子ども達が緑と関わりながら車の往来を気にせず遊び、見守る大人達も含めたアクティビティを生み出しコミュニティを醸成する。
そしてその暮らしを支える様々なアイデアを散りばめたデザインを施すことで、街の風景の保全と人の交流の促進を次世代へと継承していく提案である。