「住みたい街ランキング2023年」
埼玉県、千葉県の気になる街をピックアップ

住まいを探している人だけでなく、すでに持ち家を取得している人も気になる、住みたい街ランキング。今年も『住みたい街ランキング2023 首都圏版』が発表されています。今、多くの人に注目されている街はどこでしょうか？

2023年住みたい街ランキングベスト3

2023年の［首都圏］住みたい街（駅）ランキングベスト3は以下の通りになっています。
（）内は2022年の順位です。

トップに輝いたのは6年連続で「横浜」でした。ベスト3も2022年と同じ結果ですが、いずれも前年より評価得点が増えています。3位の「大宮」は2018年の9位から2019年に4位と大きくランクアップ。2021年まで4位が続いていましたが、2022年からベスト3にランクインしています。

ちなみに、住みたい自治体ランキング首都圏版のトップ３は「港区」「世田谷区」「渋谷区」でした。また、「川越市」「川口市」「水戸市」「千葉市美浜区」「横浜市都筑区」が過去最高位を獲得しており、埼玉県や千葉県の躍進が目立ちます。

埼玉県で住みたい街（駅）はどこ？

「大宮」以外に埼玉県内で人気の街はどこでしょうか？埼玉県内で住みたい街（駅）のベスト10は以下の通りでした。

「所沢」は20代女性の投票が増え、首都圏全体でも初のTOP30入りを果たしました。得点ジャンプアップした街（駅）ランキングにも7位でランクインしています。

「所沢」駅周辺では再開発により「エミオ所沢」がオープン、所沢市東部では国内最大級のポップカルチャーの発信拠点「ところざわサクラタウン」が誕生し、「西武園ゆうえんち」では昭和レトロをテーマにしたリニューアルが行われるなど、街全体の魅力が増したことを反映していそうです。

また、得点ジャンプアップした街（駅）ランキングでは「越谷レイクタウン」も4位に入っており、今年は埼玉県が広く注目されているようです。

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注目の「大宮」ランキング上位のワケ

埼玉県内トップの「大宮」が人気の理由をもう少し探ってみましょう。「大宮」は年代別ランキングで20代、30代ともに2021年の4位、2022年の3位と順位を上げ、2023年には2位に上昇しており、若年層に人気が高いことが分かります。

「大宮」の街の魅力としては、下記の理由が上位にあげられていました。

このように「大宮」では買い物や交通アクセスの利便性と賑わいが高く評価されています。また、住みたい街（駅）の上位にランクインした「大宮」「横浜」「吉祥寺」「恵比寿」の家賃を比較すると、「大宮」は最も安くなっていました。また、「大宮」に投票した人の属性は埼玉県民が7割強となっています。

東北・北海道新幹線、上越・北陸新幹線をはじめ多くの路線が集まる「大宮」駅周辺にはショッピング施設が充実し、氷川参道などに人気のカフェや飲食店が増えています。これが若年層を中心とした埼玉県民に支持を集め、「大宮」がランクアップ。そんな背景が浮かんできます。

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千葉県の住みたい街（駅）はどこ？

埼玉県と並んで根強い人気を誇る千葉県。千葉県内の住みたい街（駅）は以下の順でした。

千葉県では「流山おおたかの森」が「船橋」「舞浜」を上回り、初の1位を獲得したことが注目されます。「流山おおたかの森」に投票した人は夫婦＋子ども世帯が多く、街の魅力項目でも子育て関係の評価が高くなっていました。「流山おおたかの森」は子育てのしやすさでファミリーの人気を集めたと言えそうです。

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過去最高位や穴場ランキング上位を獲得した注目の街

2018年以降最高位を獲得した街には、「舞浜」、「みなとみらい」、「所沢」、「和光市」、「新浦安」、「守谷」などがあります。交通利便性や生活利便性が高いのに家賃や物件価格が割安なイメージがあり、穴場だと思う街(駅)ランキングでも２位に「大宮」がランクインしたほか、4位に「所沢」、6位に「流山おおたかの森」と埼玉県、千葉県の街が過去最高位を獲得しています。

「大宮」駅や「流山おおたかの森」駅など評価の高い街でも、穴場感を持っているケースもあります。不動の人気を誇る街はやはり、家賃や物件価格も高くなります。穴場であったはずの街が、いつしかランキングの常連となってしまう前に、気になる街に移り住む事を検討してみるのもよいかも知れません。