分譲住宅の街づくりというのは、まず立地条件や周辺環境がどうかを考えることから始まります。駅から近いのか、遠いのか。近くにお子さんが通える学校があるか。自然を感じられるような公園があるか。良い条件はもちろん、そうでない条件も併せて検討し、どんな街並みを作っていくかを考えます。たとえば注文住宅を建てる場合は、既存の環境の中に、そこに合わせた家を作っていくしかありませんが、分譲住宅の場合は多棟現場だからこそできる事がたくさんあります。各住戸の配置を考え、日当たりや風の流れを考慮した配置を作るのもそうですし、分譲地全体の道路の幅や通し方から検討して、不特定多数の車の流入を抑えたり、建物の壁面のラインを揃えながらも、お隣同士で窓が鉢合わないようプライバシーを考慮したりするなど、分譲地全体の環境をトータルにデザインするのが、中央住宅ならではの街づくりだと思っています。どの現場でも、見学にいらっしゃったお客様にその物件ならではの様々なご説明をさせていただきますが、「なるほど、そこまで考えてるんですね」と感心していただくことが多いですね。
分譲住宅の良い所のひとつは、みなさんが同時期に入居できることだと思います。中央住宅の場合、物件のコンセプトがハッキリしているので、購入するお客様同士のプロフィールも似ているんですね。年齢が近くてお子さんがいらっしゃるなど、コミュニケーションを取りやすい条件が揃っている。なので、完売して皆さんが住み始めてからもワークショップやイベントを開催して、それを通じてお客様同士が仲良くなっていただければと考えています。最近では、モザイクタイルにお客様ご家族に絵を書いていたたき、それを焼いて分譲地内の地面や通路に貼り付けるイベントを行いました。街並みや建物を作るだけではなく、その後のコミュニティ形成の支援まで行っている物件もたくさんありますね。他に新しい試みとしては、江戸末期に建てられた蔵の曳家を行い移動し、再生した蔵と一緒に新築4棟の分譲住宅として提案するというプロジェクトを担当しました。地域に残る歴史ある建物を積極的に活用し、その風景を未来に残していくというもので、地域密着型経営という中央住宅の経営理念を体現するような試みになったと思います。
「長いおつきあいになるご近所さん同士が、親しくなるきっかけを作れたら」。「自分たちが暮らす街に、誇りや愛着を持ってもらえたら」。そんな想いから、大型分譲地を中心に街開きイベントなどを開催するのも、中央住宅の大切な使命。住めば住むほど愛着が湧き、大切にしたいと思える、価値ある住まいづくりを実現します。
中央住宅ならではと言える夜間に家のポーチ灯や外壁灯を点灯させることで、街全体の防犯性を高め、その美しい光で個性豊かな街並みを演出する「灯かりのいえなみ協定®」。古くからその場所にある既存の蔵を利用した分譲住宅「蔵のある街づくりプロジェクト」。中央住宅は、地域密着型の住宅メーカーだからこそ実現可能な街づくりやプロジェクトを積極的に行っています。
10年以上連続してこれからも、お客様に心から満足いただけるように「安心」「品質」「信頼」の直営責任一貫体制で、住まいの価値を創造し続けていきます。