一言で言えば、中央住宅の住まいを建てるに相応しい用地を確保するのが、用地担当者の仕事です。ですから、どんな土地でもいいというわけではありません。土地というのは、ただ見ただけではわからない、諸々の要素を含んでいるものです。たとえば、最近全国各地で話題になることが多い地震や水害。駅から近いなど、わかりやすいメリットを持つ土地でも、私たちはその土地の地震や水害に対するリスクを理解するために、徹底的に調べるよう心がけています。中央住宅の強みである地域密着を活かし、私たちはこれまで6万件以上の地盤データを集積。それを活用しつつ、一方で地主さんや近隣で暮らす方のお住まいを直接訪問して、これまでその土地の近くで水害がなかったかなどを、お聞きすることもあります。そこまでやることで、取得すべき土地ではないケースなのか、それとも数十センチ宅地を上げるなど、隣接地に影響を与えないレベルの改良で、問題のない土地になるケースなのかなどを、判断することができるのです。私たちにとって、中央住宅の住まいを建てるに相応しい土地とは、お客様が安心してずっと暮らせる土地のことなのです。
用地の取得に欠かせないのが、地主さんなどから土地売買の相談を受け、その情報を提供してくださる不動産会社さんとのお付き合いです。特に長年お付き合いを続けてきた地元の不動産会社さんとは、信頼関係がすべてと言っても過言ではありません。設立以来、決まったエリアだけで家づくりを続けてきた私たちにとって、良い評判はいつもお世話になっている不動産会社さんの評価にもつながっているのです。たとえば、土地の形が変形で他社様では対応できない現場でも、販売を担当する営業と、街づくり・家づくりを担当する企画が連携できる中央住宅には、その変形した土地をメリットとして活かすノウハウがあります。実際に私たちが土地を購入し、そこに分譲住宅を建てた結果、「中央住宅さんに任せると、街並みが綺麗になっていいね」と地主さんに言っていただいたのも、一度や二度ではありません。用地ごとにコンセプトを設定し、画一的になり過ぎない住まいづくりを続けてきたからこそできる三位一体の体制で、土地の持ち主はもちろん、住まいを購入するお客様まで、関わるすべての人と信頼関係を築いていけたらと思います。
土地選びからこだわるということ。それは「なぜ、そこに建てるのか?」を突き詰めるということ。中央住宅では、用地・企画設計・営業、それぞれの担当者が三位一体となって情報を共有し、街づくり・住まいづくりを行っています。用地の担当者だけでなく、街づくりと家づくりの担当者がシームレスに連携することで、その土地がある地域の魅力を活かした高品質な商品ができると中央住宅は考えています。