リビングの広さは、常に妥協できない上位項目。リビングやダイニング、キッチンの物理的な広さだけでなく、隣接する空間も合わせて検討すると、さらに満足度がアップします。天井の高さや拡がりから生まれる視覚的な空間の錯覚も含み、畳数に現れない“空間”によって常識が覆る可能性もあります。
リビングに隣接する居室には、和室やモダン和室と呼ばれる“和”を演出する空間の需要がまだまだ残っています。日本人ならではの「畳の空間が欲しい」という要望に応えた結果ですが、ここを個室ではなく、畳コーナーなどの“和のテイスト”が感じられる空間へ転換することで、広々リビングとの両立も可能です。
パントリーなど+αで用意される収納スペースだけでなく、既存の収納として用意される靴箱等にも+αを求める人が増えています。他にも、リビング周辺の収納がもっと必要と考えている人も多いようです。大きな収納を設置するよりも、「パントリー+土間」や「パントリー+リビング収納」といった、細かな収納を要所に設置するのがおすすめです。
「理想の住まいとは?」と考える時、すっかり“当たり前”になってしまった小さな不満。それは、毎日立っているキッチンで、いつも気になっているゴミ箱の位置と、溜まったゴミの保管場所。どちらも最初に、位置や保管場所を考えるのを忘れがちですが、その解決先は意外と簡単なことでした。