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地域の方が語る、まちの魅力 ~松戸市~

提灯を作り続けて300年。松戸の伝統を未来につなぐ名職人が語る街の魅力

~今回、お話しいただいた方~
やしま商店 店主 八嶋 正典(やしま・まさのり)さん
1959年松戸市生まれ。生まれも育ちも松戸の生粋の“松戸っ子”。提灯をはじめ節句人形や縁起物などを扱うやしま商店の跡継ぎとして生まれ、現在は10代目として暖簾を守っている。やしま商店が手がける提灯は松戸神社をはじめ、松戸市内各地の神社仏閣や、地域行事などで見ることができる。

この街の魅力、おすすめのポイントは?

八嶋さん:電車1本で東京にずいぶん近い街だなあ、と思います。通勤には便利ですよね。私のように都心に通勤しない人間でも、買い物とか、いろんなものを(都心に)見に行くという時に、非常に便利に感じられる街です。それから、都心に近い割には、自然環境が豊かですね。江戸川の水辺もすぐ近くにありますし、市内には樹木も多いですよね。松戸に来て、「あ、松戸って緑がこんなに多いんだ」っておっしゃる方は多いですよ。
それから、街の人同士がふれあえる機会も多くて、そこも魅力だと思います。松戸は、今でも自治会とか町内会が健在している街ですから、確かに今はマンションが増えていまして、マンションごとに、管理組合の中でまとまってしまう傾向はあるんですが、松戸はもともと宿場町ですから、新しく来る方を拒むような風土が、まったく無いんですね。ですから新しく来た方に関しても、別け隔てなく接してくれますし、転入された方でも、コミュニティになじみやすい街だと思っています。

新しく転入された方は、なんとなく、「町会、自治会には入りづらい」って思われてしまうようなんですが、一度(自治会・町内会に)来ていただければ、受け入れてくれる雰囲気はすごくありますので、ぜひ、そこの一歩を踏み込んでいただきたいですね。
そのきっかけとしてお薦めなのは、やっぱり、地域の行事ですね。松戸は歴史の長い街ですから、「松戸神社神幸祭」などの神社仏閣の行事から、「献灯まつり」など、史実に由来した地域行事まで、いろんな行事が年間を通して行われています。こういった場に一度来ていただいて、地域の方と交流していただければ、もっと住みよい、居心地の良い街になるのかと思います。

――このエリアや商店街のおすすめの場所を教えていただけますか?

八嶋さん:松戸はそこそこ歴史のある街ですから、飲食店に関しても、由緒あるところがそこそこあるんですね。あえて挙げるとしたら、「松戸」駅前の「軍次家」(ぐんじや)さんなどはおすすめですね。大正時代から続く川魚料理店なんですが、「味がずっと変わらない」というのが特徴で、今風ならば薄味にするんでしょうけれど、「昔はこんな感じだったんだろうな」と思えて、雰囲気もいいし、松戸らしいいいお店だと思います。特にうなぎは美味しいですね。今もよく食べに行っています。
最近、若い人やクリエイターの方なんかが移り住んできているので、そういった方々が新しく始めた、面白いお店が沢山あります。特に「八柱」駅の辺りに多く集まっているようです。また、うちの並びでも、「ひみつ堂」という民間有志の観光案内所があるんですが、そこが定休日の日に、外国から留学してきた方がコーヒーハウスを出していまして、それが、なかなか味わいの深いコーヒーでなんですよ。ぜひ一度飲んでいただきたいですね。

300年にわたり地域の文化・伝統を支え続けてきた店の誇り

――やしま商店の歴史について教えてください。

八嶋さん:江戸時代の享保年間、1720年くらいに商売を始めたと聞いていますから、ちょうど300年くらいになります。自分が10代目になります。松戸はかつて、水戸街道の宿場町だった街で、その宿場町の北のほうで開業しまして、当初は提灯と傘を主に扱っていたようです。竹を割って、紙を張るということでは、同じスキルですからね。昔は提灯と傘を兼業している店が、うち以外にもいくつかあったようです。
また、提灯や傘には文字を入れますから、筆を持つ機会も多い仕事でして、いろんな絵を描くということもしたようです。お正月の凧に絵を描いたり、お雛様や武者絵といった、お節句に関する絵も描いていました。そういったもの(節句に関する品)を「際物」(きわもの)と言いますので、うちは昔から「際物屋」とも言われています。

――どのようなところからの注文が多いのでしょうか?

八嶋さん:まずひとつは、近在の神社・仏閣で使う提灯ですね。これはずっと昔からやっています。たとえば松戸神社の提灯は全部うちがやっていますし、この辺りにはお祭りが残っている地区が多いですから、お祭りの時の提灯もかなりやっています。町内会や神輿(みこし)会の皆さんなどから注文をいただく形ですね。また、この辺りですと、お盆のお迎え提灯もほとんとのご家庭で持っていますから、個人のお宅からの引き合いも多いです。最近は飲食店の看板提灯でも、いろんなタイプのもの頼まれるようになっています。
修理のご依頼も沢山ありまして、たとえばこれなどは、神社で20年くらい使っている提灯ですけれども、提灯の上下の桶のような部分と、手に持つ「弓」と言われる部分は丈夫なのでそのまま使って、交換するのは基本的に火袋(胴部分)の部分だけです。この部分の紙を新しいものに交換して、油を引いて防水をする、という作業になります。時には100年くらい前のものが(修理に)帰ってくることもあるんですよ。

――やしま商店のこだわりや、オリジナル商品などがあれば教えてください。

八嶋さん:提灯というのは、そこに書かれている文字も大事な要素なんですね。たとえば、ふるさとに行った時など「あの神社にあった提灯にはこんな字が書いてあったな」って思い出しますよね。文字のイメージってインパクトが強いんです。ですから、提灯を直す時には、なるべく昔の書体を忠実に再現するようにしています。たとえ他の提灯屋が作ったものが(修理に)来たとしても、それはやっぱり、同じように書いておかないと、お使いになる方が戸惑ってしまいますからね。そこは提灯屋として、すごく気をつけている点です。
もうひとつは、筆を持ってもらうという「体験」を大事にしています。うちで売っている商品のひとつに、まっ白なボディの、半完成品の招き猫があるんですが、これは、その白いボディに、自分で絵を描いてもらおうと思って置いてあるんです。最近は「ものを作る」とか、「自分で筆を持つ」という機会が減っていますから、皆さんにもそういう体験をしていただいて、「あ、筆で字を描くのってこんな感じなんだ」ってことに気づいてもらって、その感覚や楽しさを共有できれば、より提灯や際物に対して、親近感を持っていただけるのかな、と思っています。

地域の伝統と共に歩むお店だから感じる地域の魅力

――近隣のお祭りや地域行事の中で、とくにやしま商店さんと関わりの深いお祭りや、その見どころについて教えてください。

八嶋さん:松戸市内には無形文化財に指定されている「三匹獅子舞」というものが3箇所で今も行われていまして、こちらは見応えがあるかと思います。ここで使われる提灯は、おそらく行事発祥の頃から、うちが関わらせていただいているのではないかと思います。この獅子舞以外にも、いろんな方が、いろんな伝統を守るために、本当に一生懸命やっていらっしゃるというのが、松戸という地域ですので、そういった方々の努力には本当に頭が下がりますし、そこにうちが関わらせていただいていると思うと、感慨深いものはありますね。

――これから松戸エリアに暮らしたいという方に、メッセージをお願いします!

八嶋さん:東京の方から見ると、松戸は遠方にあると街だというイメージかもしれませんが、実際には上野から20分、大手町からは30分と、かなり近い街なんですね。昔は江戸の日本橋まで歩いて日帰りで行けたと言いますし、実際にうちのご先祖も、両国まで歩いて相撲を見に行っていたそうです。ですから、松戸あたりまでは江戸日本橋の香りがプンプンしていて、江戸の文化が息づいている部分は多いですね。
ただ、近いとは言ってもその間に川を何本も越えてきますから、心理的には、ちょっと遠い街にも思えるんですよ。松戸に帰ってきて、江戸川の土手に立ってみると、スカイツリーがそんなに遠くはない場所に見えるんですね。でも、それは川の向こうのものであって、「ああ、今はうちに帰ってきたんだな」と思えて、ほっとすできます。
この、「東京とのほどよい距離感」というのは松戸ならではだと思いますし、街には歴史もにぎわいもあるし、すごくバランスのとれた、いい街だと思っています。特に、東京にお勤めの方にはすごく便利な街だと思いますので、ぜひ、お住まいになってみてください。

※記事内容は2018(平成30)年8月時点の情報で、今後変更となる場合がございます。

記事内でご紹介したスポット

  • ・やしま商店
  • ・ひみつ堂
  • ・軍次家
  • ・松戸神社
  • 松戸市本町6-3
  • 松戸市松戸1874
  • 松戸市本町18-9 軍次家ビル2F
  • 松戸市松戸1457
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